「韓国人家族になった日|27年前、忘れられない朝ごはんの思い出」

たった一杯のわかめスープが、私を家族にしてくれました。


27年前の、忘れられない一日

27年前。

初めて主人の実家へご挨拶に行った日のことは、今でも鮮明に覚えています。

前日の夜は、ホテルで両家の顔合わせ。

緊張で胸がいっぱいだった私は、韓国の重たいスプーンを何度も落としてしまいました。

慣れない金属のお箸もうまく使えず、お料理の味も分からないほど緊張していたのです。



「オモニが朝ご飯を用意してくれたよ」

翌朝、ホテルでゆっくりしていると、主人が声をかけました。

「オモニが朝ご飯を用意してくれたから、一緒に家で食べよう。」

その言葉を聞き、私は初めて主人の実家へ足を踏み入れました。


あの朝の食卓

食卓には、温かいわかめスープ。

大きな焼き魚。

プルコギ。

たくさんのフルーツ。

そして、お餅。

今思い返しても、とても豪華な朝ご飯でした。

オモニは何度も、

「たくさん食べなさい。」

と、優しく声をかけてくれました。

その一言が、とても嬉しかったことを今でも覚えています。


主人が一番驚いていました

実はオモニは、とてもはっきりした性格で、好き嫌いもはっきりしている人です。

そんなオモニが、初めて会った私をすぐに家へ招き、温かく迎え入れてくれたことに、一番驚いていたのは主人でした。

「こんなことは珍しいんだよ。」

そう話してくれた主人の嬉しそうな顔も、忘れられません。


あれから27年

日本人の私を家族として受け入れてくれたオモニとアボジ。

あの日の決断があったからこそ、今の私たち家族があります。

今では私たちは日本で暮らしているので、

「主人がお婿さんに来てくれたみたいだね。」

なんて笑って話すこともあります。



海を越えて受け継がれた味

韓国・全州でオモニと一緒に暮らしながら教わった家庭料理。

あの頃は、まさか自分がその味をレシピにまとめ、オンラインレッスンで全国の皆さんへお伝えする日が来るなんて、想像もしていませんでした。

ありがたいことに、レッスンへ参加してくださった生徒さんは900名を超え、もうすぐ1,000名になります。

海を越えて受け継がれたオモニの味が、日本のたくさんの食卓へ届いている。

そう思うと、胸が熱くなります。


これからも伝えたいこと

このブログでは、レシピだけではなく、その料理にまつわる思い出や、韓国で暮らした日々、国際結婚で感じた出来事も少しずつ綴っていきたいと思います。

あの日の朝ごはんから始まった私の韓国の食卓は、今日も我が家で、そして皆さんの食卓へとつながっています。


最後まで読んでくださり、ありがとうございます

27年前のあの日の朝ごはんは、私にとって「韓国の家族になれた」と感じた、かけがえのない思い出です。

この記事を読んで、

「韓国って温かいな。」

「こんな家庭料理を作ってみたいな。」

そう感じていただけたら、とても嬉しいです。

そして、このブログを通して皆さんとつながり、韓国の家庭料理や日々の暮らしの楽しさを一緒に分かち合えたら幸せです。

また、いつでも遊びに来てくださいね。

これからも 「今日も、韓ごはん。」 をどうぞよろしくお願いいたします。

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