韓国の引っ越し文化とは?梱包から引っ越し祝いまで、日本との違いを徹底解説
韓国で暮らしていると、「日本とはこんなに違うんだ!」と驚くことの一つが引っ越しです。
実は韓国では、荷造りから荷ほどきまで全てお任せできる「ポジャンイサ(포장이사)」という引っ越しサービスがとても人気。さらに、引っ越しの日取りを縁起の良い日に合わせたり、新居でチャジャン麺を食べたりと、日本にはない独特の文化があります。
今回は、韓国の引っ越し文化について詳しくご紹介します。
韓国で人気なのは「ポジャンイサ(포장이사)」
韓国で最も利用されている引っ越しサービスが「ポジャンイサ(梱包引っ越し)」です。
このサービスでは、引っ越し業者のスタッフが
食器
洋服
本
家電
キッチン用品
などをその場で丁寧に梱包してくれます。
さらに驚くのは、新居に到着した後。
食器を食器棚へ。
洋服をクローゼットへ。
キッチン用品を元通り収納してくれる会社も多く、「今日からそのまま生活できる」ほどのサービス内容です。
共働き世帯が多い韓国では、時間をお金で買うという考え方が浸透しており、このようなサービスを利用する家庭が少なくありません。
もちろん費用は一般的な引っ越しより高めですが、その分「とにかく楽だった!」という声も多く聞かれます。
引っ越しの日は縁起の良い日を選ぶ?
韓国では、引っ越しの日取りを気にする人も多くいます。
昔から「손 없는 날(ソンオムヌンナル)」と呼ばれる日が縁起が良い日として知られています。
「손(ソン)」とは、昔から伝わる災いや悪い気を運ぶ存在のこと。
その「손」がいない日=「손 없는 날」は、新しい生活を始めるのに最適な日と考えられています。
そのため、
引っ越し
開業
新築への入居
など、大切な節目をこの日に合わせる家庭が多くあります。
人気の日は引っ越し業者の予約がすぐ埋まるため、早めに予約する人も少なくありません。
新居ではチャジャン麺を食べるのが定番!
韓国ドラマでもよく見かけるのが、引っ越した日にチャジャン麺(짜장면)を食べるシーンです。
これは韓国では昔から続く定番の習慣。
理由はいくつかありますが、一番大きいのは
「片付けで忙しく料理をする時間がないから」
という、とても現実的な理由です。
引っ越しの日は疲れ切ってしまうため、電話一本で届くチャジャン麺は昔から大人気。
韓国ではデリバリー文化が非常に発達していたこともあり、
「引っ越し=チャジャン麺」
というイメージが定着しました。
最近ではチャンポンや韓国式酢豚(タンスユク)を一緒に注文する家庭も多く、家族みんなで新生活のスタートを祝う食事になっています。
私たちが韓国に住み引っ越しをした時も、エレベーターに張られたチラシを見てペダル(出前)をしました。 手伝ってくれた親戚とも一緒に食べ、今となっては懐かしい思い出になっています。
日本との違いは?
日本では自分たちで段ボールに荷造りをすることが一般的ですが、韓国ではプロに任せる文化が広く浸透しています。
また、日本では大安などの六曜を参考にする人がいる一方、韓国では「손 없는 날」を気にする人が多いのも特徴です。
さらに、引っ越し当日にチャジャン麺を囲むという食文化も韓国ならではの楽しみと言えるでしょう。
まとめ
韓国の引っ越しは、単に荷物を運ぶだけではありません。
荷造りから収納まで任せられる「ポジャンイサ」
縁起の良い「손 없는 날」を選ぶ文化
新居でチャジャン麺を食べる習慣
など、日本とは異なる価値観や暮らし方が詰まっています。
韓国ドラマで見た「あのシーン」には、実は韓国の生活文化がそのまま描かれていることも少なくありません。
韓国旅行や韓国文化に興味がある方は、料理だけでなく、こうした日常の習慣にも目を向けると、韓国がもっと身近に感じられるはずです。
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